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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

渋谷・コクーン歌舞伎 「夏祭浪花鑑」

コクーン歌舞伎 「夏祭浪花鑑」Bunkamura シアターコクーンで鑑賞

妹が毎年このコクーン歌舞伎に出演している某片岡くんと友人のため、友人たちが観劇に行くためにとったチケット、キャンセルが出たとかで急遽初参戦。
はじめての平場席での鑑賞、なかなか厳しい。
歌舞伎は当時庶民の娯楽で今のような高額な料金を払ってみたものではなく、ドサ周りの旅芸人と同じように観客と部隊がほぼ同じ高さでみる。
そして、劇場内役者と観客の一体感をコンセプトに毎年この時期に上演されるコクーン歌舞伎。
まさに参戦という言葉がぴたりと当てはまる様相。
これはすごいものをみたお得感が13000円のチケット料金を高いと思わせなかった充実感。
ただし、本当にお座りは苦手なのでした。
ストーリーも決してわかりにくいものではなかったようですが、江戸の人情劇かと思ったら浪速の人情劇。
それでくいだおれ太郎が応援に来ていたわけなのですね。
が、残念ながらこちらももうお帰りになった後でした。
舞台と同じ高さで芝居を見るというのがどういうことなのかというと、観客の真横で役者が演技をし、そのしたたる汗の一滴までもがこの目ではっきりと確認できるのです。
初めの顔見せも全員客席から登場だしね。
まだまだお客さんが席に着いたか着かないかのうちに役者が姿を現してる。
いきなり登場した笹野高史さん、顔を隠していて誰だか分りませんでした。
なぜか、毎年常連役者の笹野さんの熱演、こんなところでそこまでやるの!
という泥のシーンで、配られたビニールの量と言ったらすごいものだし、本当に最前列の皆さんはカッパ着てまでの協力です。
泥の中に沈められちゃうのって凄すぎる。
勘三郎さんは、もちろん座長だし、私より年上って感じが全然しなくて若々しくて素敵。
ほぼ休みなしの出ずっぱり、歌舞伎役者ってすごいねえ!!
て本気で思いました。
とにかく脇を通る時の勘三郎さんの汗、ちゃんと食べないと痩せちゃうよ~ってほどのすごいものでそんな汗みてても感動してしまいました。
彼らの本気さが違うし、そんなオジさんのはずの勘三郎さんのアクロバチックな梯子のりとか普段見られないものが見られた(シルクドソレイユに入れそうだ!=ウソ)のはうれしいです。
橋之助さんも勘三郎さんの脇では小さい!
七之助くんはずと女形がいいよきっと。
勘太郎くんはたぶん3役こなして女形もやってこれも珍しい感じがしたけど七之助君ほど線が細くないからこんなものかしらって感じでした。
何をやっても彼は人の良さが顔に出ちゃって憎めません。
彼の汗も美しかった。
ラストも奥行きを持たせた演出に驚かされました。
あんなに遠くまで走りまわって、いくつになっても役者は大変だと思わされました。
「これは、ハマル!」
という言葉がよくわかる舞台。
来年もいこっと!
by chikat2183 | 2008-06-17 22:03 | 舞台