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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「クローズド・ノート」

「クローズド・ノート」イイノホールで鑑賞
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これも小説が原作の映画化。映像化しやすい内容でありそうなことは推測されますが、こういうのやっぱり行定監督はうまいと思います。景色の美しさ、光と影のコントラスト。全体的にとても美しい映画でした。ラストの紙飛行機は映画でなきゃみられない幻想的な世界。トンマッコルのポップコーンの雨に匹敵する私的には近年の名シーンのひとつとなるでしょう。
冒頭の沢尻エリカとサエコのツーショットシーンで既に、沢尻エリカの貫禄というか演技力のすごさに圧倒されました。サエコのあの変な声のせいか実際に演技力のなさなのか、その辺はわからないですが、沢尻エリカのかもし出すオーラがすごい。ただの引越しのシーンにもかかわらずそのあたりから話しに引っ張り込んでいく演出もあったのかもしれません。窓辺にいるだけのシーンだって静の演技がすごいです。立派な女優になったなって思えます。
1冊のノート(日記帳)に綴られた前の住人の過去。読んでいるうちに疑似体験擬似恋愛に発展してしまうのもわからないでもないですが、おとなしい雰囲気の女子大生香恵もやっていることは大胆だなーなんてその辺は笑えます。が、自分から何度も告っているのに振られ続けるのもすごいし、あんなかわいい子何度も振っちゃう方も疑っちゃう。
連れに言わせると池袋の町並みや京都の町並みが映し出されていて、どこの都市と限定されていないので知っているところがたくさん出てきて楽しかったとか。私はいかに日本の国内も歩いていないと言うことですよね。
そして、万年筆も使わないで何年たったとか、スコッチエッグを料理しなくなって何年たったとか自分の過去を振り返るきっかけとなった作品でした。
竹内結子が演じる伊吹先生は監督の憧れの美人先生像bなんだろうなとひそかに微笑んでおりました。
万人受けする作品です。
★★★★★★★☆☆☆

「確り」という字が書けない私でした。
by chikat2183 | 2007-09-18 22:18 | 映画2007