「ありがとう」
2006年 11月 06日
1995年の阪神淡路大地震の被災者である古市忠夫さんの実話をもとに作られた作品。還暦を前にしてプロゴルファーになった人物。前半は被災の瞬間から復興にいたる過程。後半はプロゴルファーを目指す過程。主人公を演じる赤井英和、存在感はあるけれども決してうまい役者ではないので、主演としてどんな演技を見せるのか興味はあったけれども、予想通り。もともとの職業からして上手な演技を望んではいけないけれども、それでも彼なりにがんばったとはいえると思います。被災の時に消防団の一員として人を助けたり、その後自治会長として住民をまとめたり、繊細な演技というよりは肉体派そのもの。後半もゴルフしているだけなので同じ?このストーリーを見ていて感じたのは縁の下の力持ち、大黒柱はやっぱりお母さんなんです。田中スーちゃんの奥さんが物静かながら世の中を良く見ていて女の鑑です。こんな人なかなかいないです。前半地震の怖さを目の当たりに見させられます。色々比較して何なのですが、日本沈没よりリアルで怖い。瓦礫に埋もれている人を助け出すのは「ワールド・トレード・センター」のよう。火事のシーンは…?8月の近所の火事が思い出されます。LPガスが11本も爆発したアノ火事。よくもまあ、あの程度の被害ですんだものだと今になって驚くばかり。この前管轄の署長さんが来て説明してくれましたが、管轄内であんな大きな火事は初めてなんだって。移動で来たばかりなのではじめから汚点だとか言っていましたが、火事はこわいという実感です。
さて、後半プロゴルファーになるのにプロテストを受けるわけですが、なんともあっさり描かれすぎでトレーニングの様子と試合で勝っていく様子しか描かれていないので、その年齢でプロを目指すのはより一層の努力が必要なはずなのに、なんか拍子抜け。いとも簡単に合格してしまって何の苦労も感じません。世の中そんなに簡単にいかないでしょう。夢を現実にするのもこの作品のテーマのひとつであるけれど、あまりに安易過ぎる気がします。前半後半重点が半々なのでどちらかに重みをおいたほうが良かったと思います。
最後に賛同出演としてクレジットされているたくさんの役者さん、台詞が一言ぐらいしかないのにかなり豪華です。
日本語でありがとうと言う言葉。いい響きですね。赤井さんはもともと関西の方だと思うので「おおきに」も連発していましたが、小さなことにもすぐにありがとうといえる素直な心が持ちたいです。人に助けてもらった感謝の気持ちって大事だなーと思いました。
今日の試写会は年齢層がかなり高かったので、どうして?というようなベタなところで笑うし、最後は拍手するし、ポイントがずれていて困りました。若い人には受け入れられ方が微妙だと思います。おっさんムービーかな?★★☆☆☆
途中で消防士役の佐野史郎が出ます。赤井英和も消防団だし、ウソン様がやっぱり一番お似合いよ!ポスター、佐野史郎じゃなくてよかった!!
これから続く続く邦画週間。







