「ダ・ヴィンチ・コード」
2006年 06月 03日私はやっぱり頭が悪いのか…。予備知識ナシで行きましたがさっぱり理解できませんでした。たぶん、膨大な字幕を読みながら理解する能力に欠けているのだと思います。宣伝がうまいというか、世界中が踊らされて何処へ行ってもモナリザの微笑む絵が貼ってあるし、ルーブルの絵画が1枚撮影でいくらかかるとか値踏みして気がついたらモナリザとかそんなに大きな役目を果たしていましたか?そこすらよくわからない。みんな本当に理解しているのかしら。終映後「わからなかったーー!」という声も結構聞こえていました。それにしても私がこのチケットを交換したのが昨日の夕方で「土曜の午後でお願いします。」といったら「かなり混んでおりまして、この回の残席は1席のみで選べませんがよろしいですか?」だって。そして貰ったシートは最上段の壁。キライな位置ではありませんが、考えられない。日本人!宣伝に踊らされてるよ。最初の殺人事件から既に逃げ回っているトム・ハンクスとオドレイ・トゥトゥー。何で逃げ回っているかわからない。疑われて逃げなきゃならないのは何故?確かに謎解きだのなんだのは面白いと思うのですが、ぐちゃぐちゃなので整理できないままどんどん進んでいくので追いつかないです。宗教がどうのといわれているけど、宗教は人それぞれの見解もあることだし万人がそれを受け止める必要も無いと思うし、ちょっとカトリック怖いぞー。なんて思ってもみたり。マグダラのマリアがキリストの妻で子孫を残した…。そういう見解を持っている人もそりゃあ世の中にはいるでしょう。マグダラのマリアはキリストが弟子たちを伴い旅をしているとき、キリストの足を香油で拭いて清めてくれた娼婦でその行いをみてキリストは人を見かけで判断してはいけない、今までのいけない行いも全て許されるといったとか言わないとか、そんな逸話ですよね。(本当に小さいときからキリスト教は勉強しているからためになる事も多少はあります。)ただそれを押し付けてはいけない。宗教は自由ですもの、自分を癒すため、解放するための精神的なよりどころなわけですよ。関係のない宗教論はどうでも良くて、とにかく内容は宣伝に負けてしまっているというところでしょうか。トム・ハンクス。なんだか空港のホームレスよりすっきりしていますが、髪型が変。オドレイ・トゥトゥーは好きではなかったけどこの作品では良かった気がします。ジャン・レノはなんで出演しているのか疑問。だれでもいい役じゃない?
どうでもいい事を思い出しました。大学2年で西洋美術史をとっていましたが、それがなんと土曜日の2限で、(普通授業がない時間帯です)講師は元ブリヂストン美術館館長の嘉門先生。そしていつもスライドを見て解説でした。それで後期のレポートのテーマ「ダ・ヴィンチとロダンの違いを述べよ」わかるわけないので当時一緒のバイトをしていた学習院哲学科に在籍していたケンちゃんにおしえてもらったら「絵画と彫刻の違い」と一言いわれ、それでもかけなくてレポート用紙に10行くらいグダグダ書いて出したらAAでした。(笑)おしまい。