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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「ミュンヘン」

「ミュンヘン」一ツ橋ホールで鑑賞

感想を書く事がこんなにも困難極まりないと思わせるスピルバーグ監督作品。「シンドラーのリスト」だってもう少しストーリーが解るのでこの作品よりは書きやすいと思います。とにかくスピルバーグ=誰にでも受け入れやすいエンタメ作品ではありません。1972年のミュンヘンオリンピックでイスラエル選手団11名が虐殺されたと言う大事件すらこの作品のCFを見るまで知りませんでした。華やかなオリンピックの裏側でそんな事があった…、小さすぎて知らなかったのか、興味が無くて気にならなかったのか?でもとりあえず学校には行っていたので何かしらニュースは飛び交うはず。でも知らない。ミュンヘンオリンピックといえば、松平監督率いる男子バレーボールチームの『金メダルへの道』が有名でした。あの、あの、あの…、大古さまが、森田さまが、横田さまが、島岡さまが、そして偉大だった猫田さま!!そんな事ははっきり覚えているのに。この作品は「ミュンヘン」という題名が付いているもののその後のイスラエルの秘密組織が暗殺を企てたパレスチナゲリラを一人ずつ殺していく、その中心となったアヴナーの葛藤を描いています。国から任命されたのに秘密を守り通し架空の人物として暗殺をしていく6名の精鋭たち。これは国からの使命であって殺人ではない…、戦争中の兵士たちと同じ立場です。違っているのは国が国で保障していないというところ。そんな彼らにも家族がいてその安全も保障されていない中で彼らは戦い続けていく。一人また一人殺しに行く中で戦争映画と違って派手な戦闘シーンがあるわけではありません。淡々と殺していくのですが物凄く静かです。途中爆破のシーンはありますがそれも抑えているので(建物を壊さな大きさの爆破らしいです。)本当に派手さがありません。有名な俳優といえば、主演のエリック・バナとジェフリー・ラッシュぐらいなのでそれぞれ殺しのスペシャリストたちを最後まで覚えきる事も無くかなり長い2時間44分でした。現在の中東の関係もわかっていないので当然ながら当時の中東の情勢も当然解っていないので理解が出来ません。それはスピルバーグが悪いのではなく当然勉強を怠っている自分が悪いのでしょう。これから見に行かれる方は当時の時代背景、中東問題をちゃんと勉強してから見に行く事をオススメします。殺人が使命であって暗殺がいいか悪いかも錯乱している主人公、ラストのセックスシーンが2時間44分の集大成。こういう描写の仕方ってあるんですね。現実と過去が交錯している様子が凄いです。スピルバーグだからといって無理に見に行く必要はありませんが、せっかくなので歴史や中東社会の状況をお勉強するのもいいかもしれません。★★★☆☆
by chikat2183 | 2006-01-27 23:49 | 映画2006