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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「DEAR WENDY」ジャパンプレミア

「DEAE WENDY」ジャパンプレミア 渋谷アミューズCQN で鑑賞

ジャパンプレミアです。監督さんと主演の少年の舞台挨拶がありました。こんな小さな劇場でプレミアで挨拶があるんだ。とまず驚きましたが実はこのアミューズCQNの開館1周年の記念イベントだそうです。挨拶に来るのは「リトル・ダンサー」の少年だそうです。が大人になったと聞いています。というものの「リトル・ダンサー」見逃してます。2回ほど見るチャンスがあったのにもかかわらず断念。だからあまりこのジェイミー・ベルという少年の顔も記憶にないのです。いきなり始まった舞台挨拶。司会は山内トモコさんがやっていたようですが、自己紹介しないから…。何しろ劇場が狭いから舞台に近い!実際には舞台は特設みたいですよ。大柄の金髪のやたらにカッコいい青年登場。続いてちょっと突っ張って悪く見せてる風の少年登場。私はカッコいい方が俳優だと思っちゃいました。それぐらいカッコいい。でもそうすると少年が…、なのでカッコいい方の方は監督さんでした。監督さん、十分俳優でやっていけますよ!って、余計なお世話。でも二人とも仲がよさそうでほのぼのとした挨拶でした。
さて、映画は少々変わった青春ムービー。と言うのは題材が拳銃だからです。たまたま手にしたおもちゃだと思っていた拳銃が実は本物でその魅力に取り付かれた少年たちの話。主人公のディックはその拳銃に『WENDY』と名づけました。『DEAR WEDY…』と拳銃に手紙を書き朗読するような形で進んでいきます。貧しい暗い少年が拳銃を持ったことにより仲間を作り強く楽しく生きていくことになります。主演のジェイミー・ベル、実際には冴えない男の子にしか見えないのに画面の中に生きている彼はなかなかの美少年で表情も暗くそれでいて存在感があって、良い雰囲気があります。普通は本物の方がオーラがあって輝きがわかるのに、彼の場合は画面の中にオーラがある。珍しい俳優だと思いました。それだけ監督さんの作り方が上手だったのでしょう。監督さんだってまだ30歳そこそこに見えましたが…。作品中のいたるところでかかるゾンビーズの『二人のシーズン』(TIME OF THE SEASON)が心地よく耳に入ります。これおそらく1970年頃の大ヒットナンバー。こういう作り方何となく「スタンド・バイ・ミー」を思い出しました。年齢的には今回の少年たち設定は18歳らしいからリバーたちがやったコドモ!って感じよりはずっと大きいけど集団になっていたずらしてるみたいなところ。内容は全く違いますけどね。オールディーズなナンバーがかかるところとか。前半のゆっくりムードと異なってラストのクライマックスシーンはすごいことになってきます。警察と少年たちの銃撃戦。警察が子供相手にそこまでやるか?みたいな凄さ。CTかなんかのモニターで映し出される撃たれたシーンはあまりにリアル。そして最後の最後には…、自分で書いた手紙の1節がとんだ事になってしまったのです。最後無理な強引さがあったけどどうやらガン撲滅のメッセージかなんかが盛り込まれているらしいです。監督さんからは「コーラを飲んだりポップコーンを食べながら気楽に楽しんで…」というメッセージだったけどラストは気軽くない感じ。★★★☆☆
小さいながらもジャパンプレミアなんだからプレスくれればいいのに…、なんて思ったけど今日もなにもいただけず、せめてチラシは用意して欲しかった。手元に資料なるものが何もないのはちょっと寂しいよ。
by chikat2183 | 2005-10-31 22:33