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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「私の頭の中の消しゴム」

GTF「私の頭の中の消しゴム」 イイノホールで鑑賞

テーマは若年性アルツハイマー。それだけはしっていたのです。前半はがちがちのラブストーリーで、これでもか!!くらいのすごさ。そのラブストーリーの初めの部分から前兆は見えてはいるのですが。主演は「MUSA」のチョン・ウソン、「ラブ・ストーリー」のソン・イェジン。ソン・イェジンはその頃の彼女に比べて少女っぽさが抜けて、しっかり大人の女性を演じています。でもまだ実際は23歳なのよね。とても清楚で美しい女優さん。「四月の雪」でぺ・ヨンジュンの相手に抜擢されたのもわかるような気がします。後半の彼女が発病してからの展開があまりに速く、どんどん記憶を失ってゆくスジンがせつな過ぎる。まあアルツハイマーを長い時間引っ張ったところで家族の苦労話に発展してゆくくらいしか道は無いのでこのくらいの時間で観客に涙を誘って終わらせるのがいいのだと思いました。それにしても、先天性とはいえ若年アルツハイマー。本人もその病名を聞かされたときの気持ちの置きところは考えてもわからない。しかし、発病したら本人はきつくないんじゃない?そのときの家族はと思うといたたまれないものがあります。一般の家庭でも老人性の痴呆やアルツハイマーになった方を見ましたが、毎日が喧嘩。家族同士の喧嘩、アルツハイマーになった人との喧嘩。普段温厚な人格の人でも意識の無い発言に振り回され、顔つきも変わってきます。ものすごくきつい顔つきになる。たとえ1日であってもその人と生活を離れることによってストレスも無くなりごくごく普通の生活になるんです。生活の仕方そのものがわからなくなっちゃうからトイレの行き方やご飯の食べ方すらわからなくなるんです。ずっと長い間生活していてもアルツハイマーとわかっていても「あなたどなた?」と言われたときの家族は真っ暗になるそうです。それで「半落ち」の妻殺しの世界へつながっていくわけです。それにしても泣かされるとわかっていたし、主演二人の切ない表情や泣き顔にもちょっと涙することはありましたが、あの彼女から彼への置手紙は直球で来た。そしてやられた。来たー!!と思ったときには涙がこぼれました。せつなすぎる。ラブストーリーなんだけど家族のあり方も考えさせられました。★★★★☆
by chikat2183 | 2005-08-14 23:33