「楽園」
2010年 06月 14日日本人脚本家の書いたシナリオを韓国人監督と俳優がコラボした韓国映画。
7作品を上映中。
原題は낙원(楽園)ではなくて 파라다이스(パラダイス)
主演はキム・ハヌルとチ・ジニ。
主人公の女性が刑務所を出所するところから始まります。
何故彼女が刑務所に服役していたかは後半まで殆ど語られず行き場所を見つけていきます。
先日みた「90日愛する時間」でも物哀しいヒロインを演じていたキム・ハヌルですが、意外とこういうしっとりとした役も似合うのだと再確認。
島の風景も美しく、彼女の静かな演技を引き立たせているようでした。
チ・ジニという俳優さんの作品も何本か見てはいますが、この方も色々こなす方なんでしょう。
ただなんでも無難にこなしていて印象深く残っているものがないので?という感じです。
そんなに強いキャラクターはやらないのかしら。
ハードボイルドな作品もなんかソフトな感じするのです。
「今、会いに行きます」(未見です。)「おっぱいバレー」といった作品を描いた岡田恵和の作品。
意外な感動作だったりするんですが、主人公が受刑者だったのにすごくいい人で、すごく素直な心の持ち主で閉じこもっているあたり、イマイチ大きなエピソードもなく感動するとまではいきませんでした。
ただ、最初からこういう会話で成り立っている作品かどうかはわかりませんが、長セリフがないので字幕がなくても私レベルで90%以上理解できるのがうれしい。
日本語で作ったとしてももこんな感じの脚本なのでしょうか?
特に子供は少ない単語で的確に表現するので聞きやすいです。
ラストはおまけみたいな感じでしたが、ハッピーエンドもこんな作品だったら可能なのかもしれません。