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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「レスラー」

「レスラー」試写会 ヤクルトホールで鑑賞
「レスラー」_d0020834_1684772.jpg

久しぶりの試写会です。
この作品、数々の賞を撮ってミッキー・ローク復活だとか言われていますが、個人的にミッキー・ローク苦手みたいです。
どうも猫パンチ以来、そういうイメージが付いちゃって興味はあるんだけど興味がないみたいな。
猫パンチで騒がれちゃったことが彼の俳優としてのイメージ全部壊しちゃって、人間的にどうよって問題。
仕事とか自分とかちょっと勘違いしちゃったんだな、この人。
ってずーっと思ってて、それでも出演作品は結構沢山みているんだけど、俳優としての興味が薄れてから全く作品の中のイメージとして残っていない。
悪いことしちゃったかなと思いつつ、そんなのも自業自得と思っていたんです。
この「レスラー」という」作品の中で彼の存在は圧倒的。
だいたい、作品の良し悪しではなくて彼の存在が見苦しい。(褒めコトバです)
おじさんレスラーの体型やそれに似合わない長髪。
その見苦しさが彼の生き様を映しているところがこの作品の一番の見せ場なんだと思います。
人気実力共に絶頂の時があれば、衰えていく姿も。
自分が花形だったという過去を持ちながら、生活のためにはスーパーで働いたりするけど知られては困るけど、プライドは捨てられない悲しさ。
そういう意味でミッキー・ロークという人と重なり合う部分がありました。
娘と仲直りしてダンスのシーンとかほほえましい。
いつまでたっても血のつながりというものは切れないものだと思うし、切って切れるものでもないと思う。
そんな思いが頭の中に流れて自分とも重なるものもありました。
そんな意味で一人の人間の生き方、考えさせられます。
ミッキーローク出なければ出来ない役だったかもしれないけど、最初から最後まで彼の見苦しさが一番印象に残った作品。
★★★★★★★☆☆☆
by chikat2183 | 2009-06-03 22:12 | 映画2009