「天使と悪魔」
2009年 05月 08日前日プレミアは終わったはずなのに、何なのだ!このピリピリ感。
こんなことは全く初めてですが、全員携帯取り上げられました。
スタッフの人数が今までにないくらい多い。
当たり前だよね、想定して4000人分の携帯預かるわけで。
海賊版のフィルムを作る作らないという本来の携帯の取り上げられた目的は別として、上映中に何気なく開かれる携帯の光もエンドロール終わるまで見ることはなかったし、エンドロール終わって規制退場にも全員協力的でそれはそれで私はよかったと思います。
絶対規制かけてもさっさと席立つ人は必ずいるのに、本当に電灯もつけられないと立たないし、携帯受け取るところが混み合っているのわかるからみんな従ったんでしょうね。
そして、今回珍しく「TVスポットのコメントしていきませんか?」と声掛けられたけど、丁重にお断り。
私にはコメントできなそうな作品だったし、単純に「面白かった~」「感激した~」と言って終わる作品ではないし「ユアンが…」なんてネタバレしたら使ってもらえないし、はじめから使ってもらいたくないし。
目が悪くなって、活字離れがひどくなった私としては、ダヴィンチコードについていけず、読まなきゃ分からない作風はやめておこうかと思いましたが、TVのコメントで誰かが
「これはダヴィンチコードより数倍わかりやすいです。」
とコメントしたので、そうか!と思って見てしまいました。
謎解きとか、展開は確かにわかりやすい。
でも、キリスト教が絡んでてその分難しかった。
バチカンの教会や、宗教像など旅行感覚で見るのにはとてもいいけど、単にサスペンスになってしまうと、怖いシーンもあるし、謎解きの度に場所も移動してしまうのでその違いが上手に頭の中で反映されず難しく感じてしまいました。
バチカンへ行ったことのある人なら、教会の名前なんかある程度知っているかもしれませんが、覚える前にもう次に行ってしまっているというスピード感が老人にはついていけません。
やっぱりじっくり原作を読むことがお勧め。
トム・ハンクスは相変わらずの貫録で忠実にこなしている感はあるけど、それ以外には何もない。
こんなところがすごいところって言えない彼の演技。
作品が大きすぎて、早すぎて(それでも2時間越えです)じっくり味わうというものではなくなっているようです。
これ、それでも当たるんだよ、きっと。
トム・ハンクスよりあんなやさしい顔して悪役をやったユアンに軍配。
プロテスタントで育った私としては、カトリックがどんなものかよくわからなかったけど、カトリックで育った友人にきいたとところ、大きな違いはないんだそうな。
ああいった、偶像とか教会建築があるって言うのがカトリックらしい。
プロテスタントは教会もシンプルだし、礼拝堂の中に像なんておいてなくて十字架だけだから、すごく違いの大きなものがあるのかと思ったんだけど。
三位一体の万物の神⇒イエス・キリスト⇒一般人(という言い方ではないけど)この基本的な精霊の流れは同じなんだって。
よく考えれば、同じキリスト教なんですものね。
余談ですが、先日Mr,クリスに
"What used to be your best subject at school?"
と言われ
”Christianity”
と答えたら
”No,Jesus Christ”
と言われました。
(”まさか!”っていう意味じゃなくてsubjectの一つとしてカウントされました。)
キリスト教は学ぶことではなく信じること、ってことなんでしょうね。
学ぶのはイエス・キリスト。
(英語ってイエス・キリストじゃなくってジーザス クライストだったと思い出させてくれたし。)
とにかく、当時キリ概だけはAAだったから。
そんなわけで、本気で全部追いかけたら相当疲れるストーリー展開。
あまり悩まないように今回も1度読んでからの鑑賞をおすすめします。
★★★★★★☆☆☆☆