てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「グラン・トリノ」

「グラン・トリノ」試写会 有楽町朝日ホールで鑑賞
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この監督さん、まじめで自分の人生よく考えてるなあと思いました。
「チェンジリング」公開したばっかりなのに、同じように重ためな題材で作って持ってくるって只者ではない。
そして主演までしちゃって、それも出ずっぱり。
とにかく渋い。
若い頃、昔はいろいろあったでしょうが、基本的にこの方はまじめなんだと思いました。
最近、若者中心の話も軽くたくさんあるけど爺さん主演のものも意外とたくさんあることに気がつきました。
しかし、こんな爺さん…なんというか、意地っ張りで、頑固で、聞く耳持たず、世界中にどれほどいるんでしょう。
おじいさんになるととかくみんなこうなるんですね。
妻の葬式のシーンで始まって自分の葬式のシーンで終わるこだわりは、年代あってのもののような気もします。
こんなことセリフでも言っちゃっていいのかと思うような汚い言葉や人種差別用語なんて出てますけど、オリジナルのセリフってきっと字幕よりもっと汚いんでしょう。
ちなみに字幕は戸田センセイです。
アメリカ人って基本的に黒人嫌いやアジア人嫌いって残っていると思います。
イエローとかブラックとかって散々言ってましたから、オリジナル脚本を書いた彼の中にもきっとそんな思いは残っていたに違いない。
それはこの頑固爺も人からある意味差別されているような気配さえ感じ、心を開いたのは心を閉ざしたイエローの少年だったという皮肉のようなお決まりのようなそんなメッセージを伝えられました。
イーストウッド監督、今回は有名人は自分だけでしたがその分きっと車がすごいんでしょう。
クルマわからないから何も言えないんでづけど。
特に癒されることもないし、感動するものでもありませんが、観終わってから「なにかいいもの観たみたい。」という気持ちが起こる作品でした。
★★★★★★★☆☆☆
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by chikat2183 | 2009-04-17 22:59 | 映画2009 | Comments(8)
Commented by kosho at 2009-04-20 23:31 x
「なにかいいもの観たみたい」に同感!
見始めは、やっぱりお爺さんだわ~。と思っていたけどなんだか最後に向かってこのお爺さんが格好良く見えてきて妙な感じを持ちました。クリント・イーストウッドだからかねぇ。
Commented by chikat2183 at 2009-04-21 10:45
※kosho さま

人種差別用語はすごく印象に残っているけど結局終って残るものはなかったな…って思いました。
それは単に年寄りが死んでいくだけのことに思えちゃったからかもしれないけど、全体を通して見れば、よかったなって思いました。
確かに年寄りにしたらよれよれ感もないし、すごくダンディーよね。
日本には絶対いなそうだわ、どんな役者も無理に思えます。
Commented by mari at 2009-05-01 19:30 x
こんにちは。はじめまして。
今日観てきました。
クリントイーストウッドってこんないい役者だったのですねー。
知りませんでした。

ストーリーというか構成がすごくしっかりしてて見応えはありました。
こんな復讐の仕方があるんだ、と思ったのですが、
終始表現されていましたが、戦争とはいえ、青年を殺してしまったことを後悔しトラウマを抱えていた彼が、青年にあえて殺される(ように仕向ける)という選択をしたことは、戦争で殺人をした自分への戒めだったのかな、とか思いました。

生と死、罪と罰、人生の始と終、なんだか考えさせられるテーマでした。
Commented by chikat2183 at 2009-05-02 19:37
※mari さま

こんにちは
コメントありがとうございます。
イーストウッドはもちろん若いころからいい役者であったと思いますが、近年は役者としてよりも監督としての手腕が高評価されています。
俳優、政治家、監督…
一般人がちゅめであることを現実で経験したからこそ、その人間性が表れているんだと思います。
なんて、偉そうなこと言えないんですけど、本当に最近の監督作品は重たく現実味のある作品を上手に作っていると思います。
ほかの作品もぜひみてあげてください。
Commented by くに at 2009-09-21 21:13 x
こんばんは。

往年の ダーティ・ハリー も、暴力ではなにも解決できないと悟り、ついには老いて傷つきしわが身を犠牲にして去ってゆく…なんとなく行き詰まったアメリカの今を感じてしまった作品です。イーストウッドがこういう結末の作品を物すあたりが、なんともやるせないです。
Commented by chikat2183 at 2009-09-23 10:15
※くに さま
確かに、若い頃の彼はやりたい放題って感じありました。
最近の監督作品、いいですよね。
役者よりも早めに監督としての作品見せてほしかったな。
まあ、西部劇は面白いからそれはそれでいいんですけど。
Commented by くに at 2009-09-23 20:03 x
>若い頃の彼はやりたい放題って感じありました。

そのウッドがやられっぱなしの?作品があります。『荒鷲の要塞』 というかなり古い作品ですが…ご存知でしょうか?第二次大戦中の英独のスパイ合戦に巻き込まれる米軍将校を演じてます。西部劇とはまた一味違ったウッドが観られると思います。面白い作品です。

>役者よりも早めに監督としての作品見せてほしかったな。

僕が言うのもなんですが…日本人にとっては理解しやすい年のとり方?(笑)というか、円熟味がでてますよね。上手く齢を重ねたといいますか。

Commented by chikat2183 at 2009-09-23 23:26
※くにさま
いつも作品を紹介していただきありがとうございます。
相当お詳しいですね。
私が映画を見始めたのが1985年以降(その前も多少は見ていましたが)だと思います。
今のようにDVDが手軽に見られませんでしたので、みていない作品が多いです。
図書館などのライブラリーにビデオがありそうですね。
気にしてみてみますね。