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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「イザベラ」

香港電影天堂「イザベラ」シネマート六本木で鑑賞
2006年/香港 原題/伊莎貝拉
「イザベラ」_d0020834_23392112.jpg

1999年マカオを舞台に刑事と少女、そして二人で彼女の犬を探すのだけれども…。
ものすごく、レトロなマカオの町並みやまったりとした雰囲気が話の内容を違うものにしてしまっている印象。
話の内容は意外に重たさがあったりするんですけど。
内容よりも雰囲気が重視された芸術的な作品。
でも、この主人公のチャップマン・トーとか、微妙な立場ですごく難しい役だと思うけど、いい加減そうなそのキャラクターが上手に演じられています。
アンソニー・ウォンなんかが上司として出てきたりして、インファナル・アフェアのあの感じ、ギュッとつかまれたかもしれません。
イザベラ・リョンは香港のトップアイドルらしく、すごくキュートでかわいいです。
細くて細くて折れそうなんですが、そんな感じが主人公ヤンにとてもあっていると思いました。
すごく子供っぽい表情とか、大人っぽい表情とか多彩な表情を見せています。
やっぱり子供なんですけどね。
1999年のマカオは中国に返還される前年なのだそう。
揺れ動くマカオの表情も感じ取れるんですが、現在のマカオは特別自治区で司法、行政、立法全部マカオのあの狭い中でまかなわれているんです。
経済なんかもね。
全く香港とは別なんですよね。
通貨は香港と、マカオとどちらも通用するけど、日本人は区別つきにくいからよくわからないし、英語も通じないからすごく変なところだという印象がある場所。
”No English!”
とコンビニでバッサリ切られたのが一番印象に残っている所です。
ヨーロッパの文化とアジアの文化がいい意味合体している国なのに、アジアの雰囲気の方がやっり強いかなあ。
異国、マカオの雰囲気にすっかりはまり込んだ気がしました。
by chikat2183 | 2009-01-30 23:22 | 映画2009