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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「最強☆彼女」

「最強☆彼女」シネマート六本木で鑑賞
2008年/韓国 原題/무림여대생(武林女子大生)
「最強☆彼女」_d0020834_06533.jpg

クァク・ジェヨン監督最新作。
この原題、全然わかりませんでした。
でもゆっくり考えれば女子大生はわかったかな?
ん?やっぱりわからない。⇒여대생という漢字語が頭の中で女子大生に変換される状況になってない。
タイトルでて初端からシン・ミナちゃんのワイヤーアクションです。
「中天」の世界に戻ったような錯覚を受けました。
もちろん導入部分でどうして彼女が強くなったかという説明なんだけど、そういう風に昔の母親の時代と現代とのつながりを説明したために、話が単純でなくなっちゃってつまらなくしてしまったと思いました。
確かに「ボクカノ」も「サイボーグ」も過去とか未来とか異次元の話を取り入れてるクァク監督作品ではあるんですが、すでに強い異次元な女性を描いているのに、更に違うものを持ってきてしまっているので広がりすぎてまとまりが悪くなってしまったように思えました。
強い彼女がかっこいい男の子を追いかけるだけのラブコメでよかったような気がします。
チョン・ジヒョンも強かったけど最強と言いたいのがわかる強さ。
まるで女スーパーマン(スーパーウーマンというべき?)みたいでかわいいです。
連れに「予想通りつまらなかった」という感想をいただいたのですが、単純につまらなかったというのではなく、ここまでやって作ったのに残念な結果でした。
というのが私の感想です。
笑えるところもあるんだけどね。
シン・ミナちゃんはかっこいいし、オン・ジュワンだって私は「ピーターパン」の時よりははるかに好き。

上映後、クァク監督の舞台挨拶がありました。
たまたま別の仕事で日本に来ていたらしいですけど、こういうかわいい作品を作る監督とは思えないどちらかというとみた目汚いおっちゃんです。
挨拶というよりもQ&A方式で、挨拶らしい挨拶はなかったんですが、作品がつまらないためか、お客さんも少なくてかわいそうでした。
50人くらいしか入っていないんだけど、そのうちの半分はシネマートからの招待客だと思うのですよ。
「ものすごくお金をかけて作った作品なのにお客さんが入らなかった」
みたいなこと監督が言っていたので更にかわいそうに思えてしまいました。
質問の中に
「主演の女優さんを選ぶ基準は何ですか?」というのがあって、監督が
”예쁜 여자”と言っただけでみんなが笑ったの。
そりゃあ私も笑ったけど、通訳さんが「きれいな女性です。」と入る前にみんなが笑ったっていうことは、あの中に韓国語が(結構高度だと思います。)できる人がたくさんいるってことですよね。
だから見に来ているんだろうなということも想像できるんですが、ヨロブン テダネヨ!
★★★★★★☆☆☆☆
by chikat2183 | 2008-11-29 23:26 | 映画2008