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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「オープン・ウォーター」

「オープン・ウォーター」 九段会館で鑑賞

作品が作品なので誰も誘うことなく一人で見に行きました。以前、予告を見て連れが「こういうのって絶対見たくない!」って言ったのでほかの人もきっと毛嫌いするんだろうなあ、と思ったのでした。でも、鮫の映画=「ジョーズ」ってパニック映画?という感覚で私も行ったのですがちょっと違うんだね。出るのはスーザンとダニエルという男女二人だけ。(勿論エキストラみたいな人たちはたくさん出てきますよ。)前半はともかく後半は海面に浮いているだけ。といっても遭難しているわけだからほぼ24時間をドキュメントタッチでやっているわけで撮影そのものを実際の外海の鮫の出るようなところでエキストラも使わずやっているというのがこの作品の売りなんでしょう?去年のサンダンス映画祭で大絶賛だったとかで一般公開が鳴り物入りだったといういわくつきの作品。まず実際海の中からハンドカメラかなんかで撮影しているので海がゆれてて船酔いしやすいタイプの私にはちょっときつかった。気持ち悪くなりかけた(船酔い状態という事)目も視点が定まらずぼーっとした。海の中に鮫は泳いでいるけどジョーズのような緊張感とか恐怖感というよりは逃げ場のない極限の状態でどうするか、というどちらかというと監督は心理的なことが言いたかったのだと思います。といっても結局はどうする事も出来ないのね。そして最後のオチ。場内の何ともいえないざわめき。あー、監督はこれがねらいだったわけね。でも、鮫の泳ぐ海で命がけでこんな作品撮る必要があったのでしょうか。という疑問が残ったのでした。時たま映る海中の景色が作品内容と比較的に挿入されていて美しい。船酔いする人は見ないほうがいいですがダイビングする人は見てもいいかも。ちょっと考えさせられる事もあるかも知れません。★★☆☆☆
by chikat2183 | 2005-06-08 22:49