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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「ボーダータウン 報道されない殺人者」

「ボーダータウン 報道されない殺人者」シャンテシネで鑑賞
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ジェニファー・ロペスとバンデラスというキャスティングの豪華さと、サスペンスというジャンルが組み合わさって、とてもみたかった作品ですが、思っていたものとはだいぶ違った内容でした。
面白いとかつまらないとかいう感想を乗り越えて、ドキュメンタリーのような現実味のある、内容。
たぶん、実話があって作られた話なのでしょう。
しかし、ボーダータウンとはよく言ったもので、大国と国境を有する南米の国でのごく最近の出来事。
文化の違いとかそういった問題ではなくて、人間が消えてしまっても、誰も調べようとも追いかけようともしない現実にはちょっと驚かされます。
男ってどこ行ってもそういうものなんですか?
理性がないというか、そんな作品ばかり続けてみてしまうと人間の存在そのものが考えさせられます。
ジェニファー・ロペスはものすごく久し振りなんですが、新聞記者というキャリアのためか美しさの封印。
この役は南米という土地があってからこその作品だったため、やっぱりロペスしか考えられなかったんでしょう。
相手のバンデラスもね、そんな感じ。
だって、バンデラスがやるような役じゃなかったもの。
アクションでもない、ラブストーリーでもない、この二人、セクシーオーラなくしちゃうと、普通のおじちゃんとおばちゃんになってしまって、それはそれで面白いです。
が、やっぱり、ロペスはともかく、バンデラスにはもう少し派手な何かを期待しちゃったので、そういう面ではがっかりでした。
割とあっさりやられちゃったしね。
一般人って周りで何が起こっていても何もできない無能な存在なんだと思わされます。
知らん振りするっていうのも自分を守る正当な手段なのかも。
★★★★★★★☆☆☆
by chikat2183 | 2008-10-29 22:34 | 映画2008