「マンマ・ミーア!」
2008年 10月 07日たぶん3年前、劇団四季の「マンマ・ミーア!」をみて恐ろしく感激し、ノリノリだった自分をしっかり再現できました。
ストーリーは奔放なママの過去を振り返るお話でしたが、とにかくABBAのナンバーが最高。
すんなりと体の中に入りこんでくるメロディーに酔いしれてきました。
この作品、オリジナルでないにしてもアレンジがかなりオリジナルに忠実に思えましたがどうなんでしょう。
「アクロス・ザ・ユニバース」のビートルズのナンバーも心地よかったけど、今となってはスタンダード化した音楽で長い間耳慣れた心地よさ。
こちらは、それよりも新しい(といってもかなり古いけど)自分の青春を思い出す実際にタイムリーに体の中に取り入れたことを思い出させる心地よさを感じることができました。
「ダンシング・クイーン」に踊り酔いしれたあの頃です。
ストーリー自体、舞台とは少し違っているようで、ラストが書き換えられていましたが、それはそれでいいと思うのです。
メリル・ストリープの年齢がどうのこうのという話でしたが、こうなるとメリル・ストリープって偉大な女優さん。
必ず必ず、絶対に化けてくるから。
本当に若くて素敵になってでて、(好みからいえばもう少し太ったメリルの方が好きなんですが)天晴れです。
はじめ娘役の、アマンダ・セイフライドがビジュアル的にかわいくなかったので、(顔のバランスがわるいというか…)変った雰囲気の子がやっていると思っていましたが、みているうちにその元気印が妙にはまっていて顔にこだわる必要はないなと思い始めました。
どうもても、この二人親子にはみえない御顔立ち。
アマンダが超派手な作りなのに対し、メリルの顔が地味。
それでこの二人のツーショットがお互いを引き立て合っているのがすごく不思議でした。
どっちもきれいにみえたりかわいくみえたりするんです。
そしてパパたちも、ピアーズ・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガウトと個性の違った3人の紳士たち。
実際メリルよりも相当お若い方ばかりなのに、それぞれが魅力的でしっかり歌っていたし、いい感じでした。
上映後に友人に「マンマ・ミーア!みてきたの」とメールを入れたら「いいなあ、元気もらえるところが好き!」という返事でした。(彼女は劇団四季数回みたらしい)
そうなんですよ。
観終わったときに体の中にパワーが入っています。
素敵な作品でした。
★★★★★★★★☆☆
公式サイトURL : http://www.mamma-mia-movie.jp/
1/30(金)全国ロードショー