「アクロス・ザ・ユニバース」
2008年 07月 30日聞きなれた旋律が心地よく、ほぼビートルズ世代の私としては感動の涙。
実際にビートルズ世代というのは団塊の世代の方々ですか?
ただのビートルズ音楽を集めただけの映画だと軽く見すぎていました。
そんな意味で大失敗。
相当完成度が高い作品でした。
練りに練られたストーリー、それは中心にビートルズの曲が存在することから始まったストーリー。
というわけで、ストーリーがどうしても甘いんだけど途中でストーリーはもうどうでもいいやって状態にまでもっていかれてしまいました。
とにかくオリジナルでないことが分かっているのですが曲に涙してしまいます。
とにかくビートルズの曲が存在しています。
それだけで感動。
普通の俳優さんたちが自分たちで歌うわけなので、吹き替えありか…、なんて思っていたら全部自分で歌っているそうで、それが素晴らしい。
若いころのポールをほうふつさせるジム・スタージェス。
どこかで見た顔なんだけど全然思い出せずにいたのです。
最後の頃に、あ、「ラスベガスをぶっ潰せ」と思ったときにはもう終わりのころ。
まさか彼が歌うとはこれっぽっちも思っていなかったので驚かされました。
みんな本当に上手いです。
ビートルズの曲は全部で33~34曲つかわれており、大半が何気に口ずさめめてしまうところがとてもうれしい気持ちになりました。
それぞれのキャラクターが着ている衣装も60年代のもので面白いですが、それ以上に凝りに凝ったさまざまなアートなシーンが印象深いです。
これは、こんなレビューを読んでもらうより、自分の目で確かめていただいた方がよろしいでしょう。
2時間超えの大作ですが、ビートルズの曲、もっと聞いていたいと思わせる作品でした。
★★★★★★★☆☆☆