てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「細雪」

帝国劇場6月公演「細雪」
d0020834_0205426.jpg

母のお友達が急にチケットを送ってくださったので母のお供です。
「なんで今更『細雪』なの?」
とくださったお友達に言ったとか言わなかったとか。(結局言ったんです)
どうも若いころ、宝塚大好き少女で特に淡島千景さんの大ファンだった母は淡島さんが出ると思ったらしい。
まさか~!!
今回のこの舞台は長年にわたる女優さん方がそう入れ替わりで全員新しいキャストで演じられます。
でも、この舞台、主役はやっぱりお着物ですね。
緞帳が上がった時に4人が召している色喪服がなんとも言えず美しい幕開けでした。
着付けとかもすごい工夫されていて、女優さんたちの立ち位置、座り位置、角度などかものすごく計算されていて手の上げ方一つで袖の模様や刺繍の出かたが違ってくるのです。
とにかく着物を見せるという配慮がずっとされていて印象的でした。
母は月一で舞台などは見に行きますが、ストーリーを追うばかりだったらしいです。
ストーリーや演出ももちろん気になりますが、舞台ならではの女優さんたちの身動き一つ一つに目が行ってしまって別の方向からも楽しませてもらいました。
とにかく、立っている姿。
どこの方向からも醜くないように配慮され、着物の角度とか足の開き方曲げ方1歩の踏み出す大きさとかとにかく計算されつくしている。
振りそでは座る場面がなくて、何気なくだらっと手をおろしていることはなく、必ず柄が見えるように角度がつき袂の角度もきちっとなっています。
座っているときは袂は短い着物で、一人ひとりの姿が見渡されるように離れて座っているんですね。
そういう演出は別にしても、この美しい女優さんたちの共演はみごとで、必ずだれかには思い入れできるようになっている原作も今更ながら驚かされるものでした。
意外にも長女にも共感しちゃうし、予想外にしっかりものの3女にも感心しちゃったりもして。
しかし、男性軍はなんかかわいそうですね。
ラストの挨拶も4人しっかり頭を下げる角度もピタッときまり、素敵でした。
本当に行く前はクラッシックな感覚でつまらなそうな感じでしたが予想外に楽しめた作品でした。
[PR]
by chikat2183 | 2008-06-24 23:36 | 舞台 | Comments(0)