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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「ハッピー・エンド」

1999/韓国 原題/해피 엔드

短編映画で名をはせたチョン・ジウ(31)監督長編デビュー作。不倫に陥った妻、彼女を愛する男、失職した夫の愛と殺意などの心理を大胆に描くメロとスリラーを結合させた映画。結婚と愛の断面、世紀末的情緒をモダンな映像で写した作品。

子供英語学院院長チェ・ボラ(チョン・ドヨン)は、生後5ヶ月の娘がいるにもかかわらず夫に隠れて大学時代の恋人キム・イルボム(チュ・ジンモ)と不倫に陥り、次第にセックスに目覚めていく。チェ・ボラの夫ソ・ミンギ(チェ・ミンシク)は銀行を首になってしまい、妻の代わりに家事をする極めて平凡な男だが、妻の不倫を知って殺意を抱くようになる多重人格的人物。『情事』を見て以来「作品として必要であればいつでも脱ぐ用意がある」と発言していたチョン・ドヨンが演じる初めての露出演技&情事シーンに注目。

あなたのからだが今も好き
?恋よりも、愛よりも、切ない情事?
第53回(2000)カンヌ国際映画祭「国際批評家週間」公式出品
第36回(2000)シカゴ国際映画祭コンペ部門
第22回(2002)Fantasporto国際映画祭プレミア&パノラマ部門
第20回(2000)ハワイ国際映画祭
第21回(2002)香港金像奨「最高アジア映画賞」部門招待
第45回(2000)アジア太平洋映画祭主演男優賞(チェ・ミンシク)
第37回(2000)大鐘賞助演男優賞(チュ・ジンモ)
第20回(2000)映画評論家協会賞女優主演賞(チョン・ドヨン)
新人監督賞(チョン・ジウ)
第1回(2000)釜山映画評論家協会賞主演女優賞(チョン・ドヨン)
第8回(2000)春史映画芸術賞主演女優賞(チョン・ドヨン)受賞

ハッピーエンド? それは、幸福な結末?それとも、幸せの終わり?
新鋭チョン・ジウ初長編、3スター競演で韓国映画の底力を見せるラブ・スリラー!

INTRODUCTION
夫への愛が冷めたわけじゃない。ただ昔の恋人に会ってしまっただけ。これは、からだとからだが合いすぎる、情事の切なさを描いた傑作ラブ・スリラー。
1人の女性をめぐって、夫と恋人?2人のジェラシーが、いつ発火するかわからない危険な火薬庫になる・・・。
情事に揺れる妻には、『接続』でハン・ソッキュと感動のラブストーリーを演じ、いま韓国で大ヒットを記録している『スキャンダル』にペ・ヨンジュン(『冬のソナタ』)とともに主演した癒し系No.1女優チョン・ドヨン、その恋人に『MUSA-武士-』で日本でも人気沸騰は間違いない大型男優チュ・ジンモ。2人が初の大胆なベッドシーンに挑戦して話題を呼び、本国では公開年に年間6位にランクされる大ヒットとなった。また、夫には『シュリ』『パイラン』の渋い演技派チェ・ミンシクが扮し、さすがの名演を見せている。監督は、短編映画で賞を総ナメし、短編映画のスターと言われた新鋭チョン・ジウ。この作品が待望の長編デビューとなった。韓国版『運命の女』というような不倫に揺れるチョン・ドヨンの女心が切ない前半から、ダメ夫ミンシクのやるせない嫉妬がスリラーへ変わる後半へ急展開するストーリーの巧さ、台詞だけでなく映像と音で登場人物の感情を描く演出のモダンさ、そして余韻の深いラストまで、巧みな映像のリズムで観客を魅了する
(K-plaza.comより)

10年前のチョン・ドヨンは予想外に可愛かった!
チェ・ミンシクだってすごい微妙な、且重要な役どころをしっかりとこなしていますが、あまりオジさん臭さもなく、これならこんな若い妻を貰うのもありかと思いました。
そして、チュ・ジンモ、すっごく素敵!
もともと整った顔立ちだから若さも加わって誰も寄せ付けない美しさ。
こんな人に目をつけないなんてどうかしてると思ったのでした。
DVDの初めに入っている他のDVDの広告なんだけど、チュ・ジンモつながりで「MUSA」なんですが、主演チャン・ツィイーしか名前が出ないってどうかしてるよ!
こういうところで名前売らなきゃ。
たった4年前に発売になったこのDVDの中に入っているわけでチュ・ジンモだってチョン・ウソンだってアン・ソンギだってもっと堂々と名前出すべきではないのでしょうか?
広告作った人が出演者の名前知らないってことはないですよねえ。

この「ハッピー・エンド」というタイトルがあまりに上手いので見終わった後に恐怖です。
出演者はほとんど3人だけなのでこの3人で引っ張っていくというのは脚本が相当良くできているということなんでしょう。
こんなお話だったらもっとメジャーになってハリウッドがリメイクに食いつきそうですもの。
ハッピー・エンドという言葉がイメージするものとこの作品の結末があまりに違っていてある意味ぴったりはまっていて感心せずにはいられませんでした。
チョン・ドヨンの脱ぎっぷりもすごいですが、それといっしょになってすごいベッドシーンをこなすチュ・ジンモもかなりきわどい。
「ラスト・コーション」のアクロバチックな描写とは違って本当になまめかしいというか、いきなり冒頭でドーンと来たから、家でDVDみているのが恥ずかしくなってしまいました。
それでもチョン・ドヨンがあえぎ声を発していて、字幕と同じような違うような変な感覚でみていました。
このセリフ有名らしいけど
「あなたの体が好き」←「니의 몸을 좋아해」
これ、たぶん좋아해の해が言ってなくて니의 몸을 좋아って言っていると思うんです。
字幕にそのまま入れてしまうと「あなたの体がいい」っていうより好きって言った方がちょっときれいに聞こえる?
そして
「して」って字幕も「해!」とは言ってなくて「지금=今!」
こういうの表現難しいんだな~と感心しながらもチョン・ドヨンの字幕にならないあえぎが「좋아~」「좋아~」と言っているので日本人的な音の感覚からするとなんだかムードないなあと思ったのでした。
そういえばアメリカ映画のあえぎ声って「goooo~~~!」ってエドはるみみたいに言う?
気にして聞いてないからかもしれないけど聞いたことないような?
なんだか大人のレビューになってしまいました。
by chikat2183 | 2008-06-08 23:37 | DVD