てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「ぐるりのこと。」

「ぐるりのこと。」試写会 ニッショーホールで鑑賞
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「ぐるり」って人の名前かと思っていたのですが、身の回り360度(?)のことだそうです。
橋口亮輔監督のオリジナル脚本の完全なオリジナル作品です。
最近原作あるもの多いですから、なんだか新鮮ですね。
橋口監督の作品初めてだし、主演が木村多江、リリー・フランキーって絶対に普通なわけがなく、実際、新鮮な作品と受け止めました。
とにかく、リリーさん初主演って、演技するのか?って疑問でした。
俳優じゃない人主演にするって反則だなーって思っていました。
またセリフしゃべらないのかとも。
でも、リリーさん熱演でした。
画家の役なのでそれに関してはさほど苦労はないと思うのですが、木村多江との夫婦のシーンはとても多くてそこでリリーさんの真の姿が見られます。
セリフは本当に下手なんだけど、一生懸命やってるし、こんな人いそうだよな~という雰囲気がよく出ています。
夫婦の会話がめちゃおかしくて、脚本ももちろんうまいんだけど、どこまで脚本でどこまでアドリブなんだかわからないところが非常におかしい。
鼻水のシーンは絶対アドリブだと思うけど。
そして、リリーさんの実際の絵は使ってないみたいですが、法廷での似顔絵とか、日本画とか美しい絵画も沢山。
そして、社会風刺風に、1995年から2000年に至る(曖昧)日本を騒がせた社会的事件の数々。
なうかしいといってはいけないけど、もうすでに歴史になってしまっている…、心がちくっとしてきます。
木村多江さんは演技には定評ありますからどんな演技をするのか興味ありました。
精神を病んでいるときと生きる力を持っている時との目の輝きや顔つきがまるで別人のように違っていてすごい女優さんだと思いました。
そして脇役やカメオの皆さん。
こんなにもたくさんの人が出てきた作品みたことないです。
ほとんど1シーンで出てくるからすごい時間を費やして作ったさくひんなのでしょう。
みんなそれぞれにキャラクターができているところも素晴らしいです。
誰一人身の回り見渡して、性格の違う人間が助け合って生きているんだと再確認。
静かな中に、みんな力強いものを持っているんだと感じました。
★★★★★★★☆☆☆
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by chikat2183 | 2008-05-12 23:39 | 映画2008 | Comments(0)