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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「桂三枝 春風亭小朝 東西落語名人会」

「桂三枝 春風亭小朝 東西落語名人会」大田区民ホール アプリコ

落語デビュー。
母がオーバーブッキングしたための代打なのですが…。

春風亭ぽっぽ(小朝の三番弟子という女性落語家)
桂三枝
中入
林家木久蔵(現木久蔵=息子)
春風亭小朝

小朝以外は現代新作落語。
女の子の噺家さんはまだまだという感じがしないでもないけど、お客さんの前で話すという点では合格点だと思う。
なんて落語デビューと言っている私がどうのといえる立場ではありませんが。
ぽっぽって高座名はどこから来ているかしらないけど、鳩の鳴き声?汽車の汽笛?
急に思い出したけど韓国語でポッポってチューのことでしたよね。
キスっていうロマンチックなものではなく、子供にチュ!ってしたりとかほっぺにチュってする挨拶代わりの軽いもの。
だからやっぱりチューです。
日本の言葉の文化である落語に韓国語をくっつける私もどうかと思いますが、でもかわいい名前だと思います。
三枝さんはさすがの貫録。
ピンクの着物に袴姿で登場。
下ネタ混じりのトークで迫力満点です。
落語にトークと言ってはいけませんが、さすがに観客の心はぐっと掴んでいると思います。
木久蔵さんはまだまだ若いです。
真打になっての木久蔵襲名らしいですが、話の内容もちょっと現実味がなかったのがいまいちと思った理由。
でも落語としてのオチは一番よくわかりました。
やっぱり落語は言葉遊びなんだと思いました。
そして、小朝さん。
つかみは巷の話から入りますが、完全に古典なので、初心者の私はちょっと勉強不足。
古さのなかにかなり新しさも入れていたけど、やっぱりちょっと飽きちゃったのがしょうじきなところ。
でも、小朝のファンというのは当然のことながら古典を聞きに来ているのであって、みんなしっかりついていっていたのはすごいと思いました。
まあ、落語というのはこういうものだというのがよくわかる噺家さんですね。
肌色の着物にど派手なチェックがらの羽織がなんともかわいい小朝さんでした。

広い会場で年齢層も高く、あの年代の(うちの両親レベルの年齢の方々)は素直といおうか。どこでも心の底から笑っているのが耳障りでもあり、ストレス解消にもなっているなと思ったり。
本当によく笑う。
当然、笑うことが礼儀だし、それなりに笑ったけど、あの人たちはやっぱりまだまだパワーを秘めているなと思いました。
母の親友たち4人とお供した感想です。
「私たちあなたが生まれたときから知っているのよ。」
と全員にいわれたじたじの私です。
by chikat2183 | 2008-04-11 22:18 | 舞台