「ジェリーフィッシュ」
2008年 03月 13日端からフランス映画だと思っていましたが、スクリーンから聞こえてくるのは知らない言葉と、なまっているおかげでわかったような気になる英語でした。
あの知らない言葉は、ヘブライ語なのだそうです。
初めて聞いたけど、ヘブライ語なんてコトバが存在していることすら知らなかったのです。
知らないというのとはちょっと違うけど、子供の頃聖書の勉強をして、そのころせい世の原型はヘブライ語ということは知っていましたが、キリストが生まれた西暦0年前後の話であってそれから2000年もたってしまって、そんなコトバないって思い込んでいたのです。
製作はイスラエル、キリストと同じだ…。
一緒に行った仏文科卒のAOIちゃんが「フランス語なんて一言も無い!」
作品中に宗教色はありません。
3つの話が同時に平行して進んでいくので、どこかで繋がるかと思えばほぼ繋がらないといっていいと思います。
ジェリーフィッシュ、クラゲのように浮遊した人生を象徴してつくった作品らしいです。
そんな気でみてないとおいていかれます。
おいていかれるといってもストーリーが極端に進むわけではないです。
状況が刻々と変な方向に変わってしまうといったところ。
それぞれの生き方に共感できるようなできないようなそんな感覚がジェリーフィッシュなんだと思います。(感想になってないか?)
最近ではクラゲって癒し系で水槽で飼っている人もたくさんいるけど、このオハナシは癒されるというまでには至らないような。
でも、疲れもしないし、元気をもらえたわけでもないし、へこみもしない、恐怖心も無い。
そんなふわふわとした雰囲気確かに味わえるかも。
イスラエルの風景はとても興味あるけど、ちょとしたリゾート地のようで美しい映像で見せてくれます。
そんなところは良かったと思います。
ヘブライ語のせいではないと思うけど…。
★★★★★★☆☆☆☆