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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「椿三十郎」

「椿三十郎」ユナイテッドシネマ豊洲SC11で鑑賞
「椿三十郎」_d0020834_0334511.jpg

今年の1本目、これです。
既に豊洲では夕方からの上映しかありませんでした。
六本木で見れば早い時間もあったのに、それはなぜかといえば1月3日まで豊洲ではダブルポイントキャンペーンだからです。
映画の日とレディースデーで1日2日はともに1本1000円でみられる上にポイントが2つ付いたらこれはラッキー。
うまくすれば3000円で4本みられる計算さ…。
とはいっても豊洲、子供向けの作品ばっかりでもうみるものないんですよ。

織田裕二、時代劇のイメージは全くなかったんですが、これが意外にも浪人役良いです。
日本人的な人情は感じられませんが、これはこれでヒーローなんでしょうね。
とにかく強いし仕事も早いです。
それより企画した角川映画良くやった!とほめてあげましょう。
最近の角川の大作はほとんど??な作品だったので角川と知ったときはちょっと引いてしまったのも事実。
キャストそろえても中身の伴わないものが多かったと思うんです。
この作品が成功したのは昔の黒澤監督の脚本をあえていじらずにそのまま使ったことにあると思います。
もちろんキャストだってすごいです。
でも40年も前に黒澤監督が作った娯楽大作が今でも十分に通用すると言うことなんですよね。
脚本のうまさってこんなに作品に影響するものだと言うことが立証される結果となったわけです。
トヨエツや佐々木蔵之助、松山ケンちゃんなど最近の森田監督作品でよくみる俳優さんたちはそれなりの演技と働きですが、ベテラン俳優の小林念侍、風間杜夫、西岡徳馬たちの掛け合い、そして玉緒さんと杏ちゃんの女漫才のような完全に別の世界にいるような間の取り方が絶妙です。
杏ちゃんは割と元気のいい女の子というイメージですがこれは根っからのお嬢様で動きが全部ゆっくりなのが新しく感じられました。
実際玉緒さんと杏ちゃんでは母娘と言うよりも祖母孫と言った年齢差なんでしょうが、昔だったらもしかしたらあるかもしれないなとちょっぴり思ったりして。
藤田まことは「てなもんや」だわね。
★★★★★★★☆☆☆
by chikat2183 | 2008-01-01 22:55 | 映画2008