「めがね」
2007年 10月 08日私が行こうとするといつも満席「お立ち見です」という案内が出ていてなかなかゆっくりみることができなかった作品。今日も銀座でみようとおもって席を取ってもらおうと思ったら2時間前で既に満席。連れがチケット持っていて今日しか見られないというので急遽渋谷へ飛んで席をGET。それでも前から2番目のかなり見づらい場所。入場のときにはやっぱり立ち見が出ていました。でも、ここのお立ち見座布団配れらてました。
「かもめ食堂」からまだ1年足らずしか経っていないのにもう次の作品をつくってしまう監督もスタッフもすごいと思いますが、作らせるスポンサーの意欲もすごいと思いました。あのまったり癒し系の雰囲気がばっちり受け継がれていました。ストーリー性もやっぱりなくて、あるのはなんともいえない時間の経過とおいしい食事。食事も豪華なものでは決してなくてとても日常的なもの。でもちゃんとした食事ってあんなにおいしそうなものなんですね。イセエビは豪快でしたし、カキ氷はなんともいえない癒し系の雰囲気にすごいエッセンスを加える効果があったと思います。
ただ、主人公であるはずのタエコがいったいここの地に何を求めてやってきたのか、何者なのか、加瀬クンとのつながりは…などわからなくていらいらすることもたくさんありました。が全部帳消しにしたのはもたいまさこ演じるサクラさんの魅力的なキャラクターに尽きると思います。
あの一風変わった体操も彼女ならではのもの。振り付けも微妙に気になったんだけど知らない方々だったようです。
自分でも黄昏る余裕がほしいと思った瞬間でした。