「300」
2007年 05月 31日フランク・ミラーの世界を堪能できるかどうかが作品の価値を左右する感覚重視の作品。私はダメでした。「シン・シティ」も独特の映像で観客を魅了しましたが、今回はもっとすごいことになっています。実写とCGの境目が全くなく、全編CGといってもわからないと思いました。ほとんどがモノクロに近い色目を抑えたものですが有効的に赤が使われていて、それはTVのスポットでも映してますね。何が受け付けなかったかというと、ほとんど戦争映画のような戦いのシーンの連続と300人の兵士たちの体型。鍛えて鍛えて鍛えて…、みごとに作り上げられた人間の肉体もあそこまでみんなが筋肉のみせびらかしっこ見たいになってしまうとうんざりしてしまいます。ひとり一人は腹筋も8個以上に割れて上腕筋には血管が走るほど、無駄な脂肪は全くないと思われる肉体。好きな人は好きだろうけど、だめだわー。
人間のキャラクターもすごいですが、他のキャラクターも懲りすぎていてみんな怪物みたいになっちゃっているのですが、どう評価していいものかわかりません。そのあたりはかなりゲーム感覚でみたほうがいいのかもしれません。
相当に残虐的なシーンが連続なので飽きます。
スパルタの王を演じるジェラルド・バトラーは髭と冑で顔を隠してしまっていますが、すごく目力があって、王の風格はあるのですが、あの体型にあの顔つきはむさくるしさすら感じてしまいました。終わってあまり気分が良くないというかおなかいっぱいといった感じでした。
★★★★★☆☆☆☆☆