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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「殺人の追憶」

シネマート六本木で鑑賞
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2003年/韓国 原題/살인의 추옥 Memory of Murder

解説
実際に起きた未解決連続殺人事件をもとにしたサスペンス。監督・共同脚本は「ほえる犬は噛まない」のポン・ジュノ。音楽は「さよなら、クロ」の岩代太郎。出演は「JSA」のソン・ガンホ、「気まぐれな唇」のキム・サンギョン、『嫉妬は我が力』(映画祭上映)のパク・ヘイルほか。第16回東京国際映画祭アジア映画賞、第51回サン・セバスチャン国際映画祭最優秀監督賞、新人督賞、第21回トリノ映画祭脚本賞、観客賞、第40回大鐘賞(韓国アカデミー賞)作品賞、監督賞、主演男優賞、照明賞、第2回大韓民国映画賞最優秀作品賞ほか計6部門、第24回青龍映画賞撮影賞を受賞。

あらすじ
goo映画より1986年、ソウル近郊の農村で若い女性の裸死体が発見された。無惨にも強姦されており、その後も同じ手口の殺人事件が相次いで発生。現地には特別捜査本部が設置され、地元の刑事パク・トゥマン(ソン・ガンホ)と短気な相棒のチョ・ヨング(キム・レハ)、そしてソウル市警から派遣されたソ・テユン(キム・サンギョン)は、この難事件に挑む。最初の容疑者は頭の弱い焼肉屋の息子ペク・クァンホ(パク・ノシク)だったが、証拠不充分で釈放。性格も捜査方法も違うパク刑事とソ刑事の間には、争いが耐えなかった。そんな彼らが別行動から同時につかまえた第2の容疑者は、事件現場で自慰行為に耽っていた中年男、チョ・ビョンスン(リュ・テホ)。だが彼も無実。そして女性警官ギオク(コ・ソヒ)の指摘どおり、ラジオから『憂欝な手紙』という曲が流れた時に、また殺人が起こる。リクエストの葉書から割り出した容疑者は、パク・ヒョンギュ(パク・ヘイル)という青年。しかし確証がつかめずにいるところに、ソ刑事はクァンホが目撃者であることに思い至る。だがクァンホは電車にはねられ死亡してしまった。いよいよ最後の頼み綱である、犯人とヒョンギュのDNA鑑定の結果がアメリカから届く。しかしそれは一致せず、事件は未解決のまま放り出されることに。時は流れ2003年。結婚しセールスマンとなったパク元刑事は、久しぶりに事件の村を訪れる。すると通り掛かった少女から、少し前に犯人らしき男が同所を訪れていたと聞かされるのだった。

goo映画より

とても最近のTVのニュースでこのときと同じ事件が最近多発してきたというようなことを報道していました。とうとうこの元になった猟奇連続殺人事件は未解決のまま今に至り、時効になっちゃったのかしら、そして新たにまた…ということなのかもしれません。まあ、外国のことなのでそんなに詳しくは知りませんが。そんな連続殺人事件をモチーフにフィクションとしてポン・ジュノ監督が作った作品。公開当時相当話題になったのですがなかなかみる機会もなく今になりましたが、シネマートの韓流フェスティバル最終作品はこの「殺人の追憶」と「グエムル」こちらも韓国では記録を塗り替えている作品で、ハリウッドでも高い評価を受けているけど日本では今一でした。私も去年みたけどもう一度みようという気にはなりません。どちらの作品もボン監督で主演は名優ソン・ガンホ。この人、日本で言うと西田敏行?って感じでしょうか。高い演技力で評価されているのにキャラクターがみんなコメディタッチ。顔も典型的な韓国人顔で最近の韓流ブームにあやかるというタイプではありません。ストーリーはサスペンスタッチでどんどん引っ張られていきますが、韓国映画ならではの暴力的なシーンとかむちゃくちゃなシーン、少々グロテスクな映像など盛り込まれ興味がそそられます。音楽は日本から岩代太郎が担当。出演者のキャラクター設定が完璧なのでわかりやすいことも確か。刑事さんたちもちゃんと役割が決まっているし、犯人サイドも異常な精神状態がわかります。が、残念なのは女性がちょっと弱い。殺される人たちも、脇で活躍する愛人や刑事さん、ちょとわかり辛いところがありました。サスペンス好きにはたまらない作品でした。
警察の話は会話が難しくて、言葉が難解。それよりも知らない言葉しか使われてないのです。今日唯一わかった言葉「저쪽 가!」(チョッチョカ!)あっち行け!と言うことです。カジュセヨ。とは言わず命令形가.
こういった単純な動詞の命令形はいいけど名詞にくっつく하다がつく動詞の命令形はどうなるんだろうね。こんなことで悩んでいるんじゃダメですねー。がんばろう。
by chikat2183 | 2007-05-12 22:30 | 映画2007