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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「バベル」

「バベル」ブロガー試写会 GAGA試写室で鑑賞

ミッドタウンの34Fからの景観は赤坂の今まで見えなかったところがみえて面白かった!
TBS付近の再開発がどんどん進んでいるので来年はまた違った感じになりそうです。そんなすばらしいところにお引越しをしたGAGAの試写室、その名も「HEAVEN」他の試写室と比べてもホントゴージャス!「極楽、極楽…」と言いたくなる見事な環境。この作品を鑑賞するには最高です。超デカスクリーンでみるという作品ではなくじっくりと心を落ち着けてみないといけない作品。
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日ごろの寝不足から言って2時間半も耐えられるか微妙でした。いくら愛するブラピ様(単に好きと言うレベルではないのです。)が出ていてもあそこまでオーラ隠して一般人になって出てくるのですよ。たぶん今までにこんなに普通の人である彼をスクリーンでみたことはないと思います。ストーリーもかなり重たい。それでもやっぱり面白かった。楽しむ映画ではなく考える作品。なんでだか途中で悲しくなってしまいました。誰かに感情移入するとすれば、役所広司かメキシコ人乳母のアメリアかな。でもなりたいのはケイト・ブランシェット。あの状況で死んでもいいなんて不謹慎にも思ってしまいました。
ただ言わせてもらえば、菊地凛子、確かに体張って大作に出演し、賞をもらうに値することをしていると思いますが、監督さん他に表現方法あるでしょう!と言いたいです。あれじゃ絶対頭おかしい子じゃない?歯医者さんだってマスクもしていればゴーグルもかけてあんなに近くに顔を近づけないし、孤独だからって大胆すぎない?日本人を違う目でみたのか、欧米がそうなのか理解は出来ない状況。チエコという障害をもった子だからそう感じたか、監督の考えに感じたか、とにかく彼女が出てくると涙が出そうでした。絶対に違う!!って。
全体的にその臨場感を味わって、ドキュメンタリーのようなタッチですすでもぐいぐいひっぱられていく作り手の手腕はみごと。その場に居合わせている感覚でもどかしさがつのるばかり。
ブラピ様の演じる一般人であるリチャードも過去の忌まわしさから逃げた事実を背負っていたようですが、おじさんになったブラピもいいですね。磨けば美しくなるダイヤモンドだと人は知っているからたまには(結構汚い身なりの役は多いですね)あんなに普通でも。普通だからこそ私はこの人旦那にしたいと初めて思ったのでした。(バカか!)ずーーっと王子様だと思っていたのにすぐそこにいる人だったのです。
前作「21g」のとき、たしか監督とデルトロさまの舞台挨拶みてふたりともものすごくシャイでどどんうしろにさがっていく姿が印象にのこっています。
★★★★★★★★☆☆

ブロガー試写会なので色々な人たちがいたわけで、その中に高校生がひとり、私の後輩ちゃんでした。いまだあの制服。作品中のチエコとほぼ同じ。そのころの私ともほとんど同じ。お勉強がんばっていただきたい。が、あの学校でそれは無理ね、しっかり卒業してください。先輩からのアドバイスでした。
by chikat2183 | 2007-04-19 22:17 | 映画2007