てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「父親たちの星条旗」

「父親たちの星条旗」丸の内プラゼールで鑑賞
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クリント・イーストウッドが描く戦争は、たしかに今までの戦争映画とは一線を隔したものでした。スピルバーグが総指揮をとったので、戦闘シーンは確かに激しく残酷なものも感じられましたが、イーストウッドの人柄が良く出ている作風でした。戦争そのものよりも1枚の写真からそこで戦った人々を英雄として作り上げていく軍やマスコミや政治の力。そしてまつりあげられる英雄たち。その家族。ただし、イーストウッドがあくまでも中立という立場から描いているので、話は淡々と進んでいきます。一緒に行った連れは、映画なんて1年に2~3本みるかどうかという、私とは真逆な人間で、それでも「戦争映画大好きだから…」といっていたくせに終わったとたん「なにが言いたかった?」と聞かれてしまいました。「何が?」と聞かれてなんともわかるようには返事の出来ないわたし。ずっと作品談義をしたところでわかるわけないので「さあ?」といって無視しました。戦争映画は戦争の悲惨さをますます痛感させてくれます。誰が好き好んで戦地に向かい、殺し合いをするか、国のため?統治者のため?無意味な殺し合いはどんな意味を持つのか。いつもながらに考えさせられます。そして作り上げられていく英雄達も自分達のしていることと国のしていることの矛盾を感じながらも乗せられていきます。残された家族達が、自分の息子はどうなのだと聞いてくる姿が痛々しいです。ライアン・フィリップはすごい童顔で戦争映画に出る雰囲気ではないと思っていましたが、なかなかセーラー服姿も凛々しくいい役者になったなーと思わせてくれました。硫黄島での日本軍との戦いの中でのひとつのエピソードとして取り上げられていますが、戦っている日本軍はほとんど顔も見せないし、そういうところで今までの戦争映画との大きな違いが見えた気がします。やっぱり「硫黄島からの手紙」みなくちゃ!って気にされました。二宮君子供のいる役なのね。
ところで硫黄島って東京都にあることは知っていましたが、小笠原諸島の1つなんですね。なかなかいける場所ではないらしいし、上陸できるのかな?多分一生行くことはないでしょう。ちょうど東京とグアムの中間にあるので基地として使われたらしいけど、そこで両軍で何万人もの命が失われたというのはかなり激戦だったということが推測できます。戦争で指揮を執る人たちって頭のいい人たちなんだろうなあ。★★★☆☆
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by chikat2183 | 2006-11-03 22:54 | 映画2006 | Comments(2)
Commented by まてぃ at 2006-12-12 00:22 x
こんにちは。結局「硫黄島」観た翌日に観にいってしまいました。こっちはこっちで自分にはいろいろと考えさせられる映画でしたよ。「何かが言いたい」というよりは、観客がそれぞれ考える映画じゃないでしょうかって、わかったようなこと言ってますが、人それぞれ、解釈はわかれると思います。
Commented by chikat2183 at 2006-12-12 22:29
まてぃ さま
勢いで行っちゃうのもいいかもしれませんね。
テアトル銀座でやっているんですねー。
皆さんのブログを拝見していて、それぞれ理解の仕方や紹介の仕方が素晴らしく、60%位の理解しか出来なかった私は情けなく思いました。
でも素晴らしい作品であることはわかりましたよ。