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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「手紙」

「手紙」明治安田生命ホールで鑑賞

泣かされると思って行ったら本当に泣けました。不思議。突っ込みどころ満載の話なのに。理由は単純。玉鉄をみていたらそれだけで泣けました。哀愁漂っていると言うか、悲しい人生。作品そのものは山田孝之くん演じる直樹に対する差別とかいじめとか偏見とか、彼の人生が悲しいんだけれども、私は絶対玉鉄なのです。玉鉄出てなかったらスルーしてもOKと思っていたのでみることができてよかったと思っています。どの角度からみても美しい玉鉄くん。ラストで刑務所に慰問に来た弟を祈るように拝むように見つめ涙を流す玉鉄には自分も一緒になって涙を流すしかありません。山田君はドラマのイメージがあって、苛められていてもわりとテンション高いし、その割りにお笑いをやっているシーンは全くテンション低くて楽しそうに感じられませんでした。なんかミスキャストって気がしました。作品は沢尻エリカが中盤で「手紙って大事やけん!!」と言う一言にすべてが含まれていました。このデジタルな世の中に「手紙」という忘れがちなアナログな手段で心のつながりを取り戻すとか太くしていくとかそんなメッセージ。
殺人犯として服役中の兄を持つ直樹。幼い頃に母をなくし身内は兄しかいない。しかしその兄が殺人を犯してしまったので周囲の目が冷たく、職場や住むところを失っていってしまいます。それを暖かく励ましながら支えていく友人。沢尻エリカは「パッチギ!」のときにただのかわいい女の子だと思っていたらこの、今の女優としての勢いはどうなっちゃっているんでしょう。ちょっとママさんの役は無理があるとしかいえないけれども、本当に存在感のある女優さんになりました。劇中どう見ても恋人役のお嬢様、吹石一恵よりも沢尻エリカのほうがかわいいんですけど。それで、身分も違いすぎるお嬢様と結婚しようとする考えがどうも納得できないし、彼女の親からもらったお金はどうしちゃったんでしょう!!気になります。玉鉄は自身が出演しているシーンよりも手紙の朗読をしている声の出演が多いですが、それがたまらなくいいです。「はがきに1行でもいいです。手紙下さい。」うるうるしますよ。メールも来ないと寂しいものですが、たまに手紙ってもらうといいものだなと思うときってありますよね。そんなことを思い出させる作品でした。★★★☆☆
by chikat2183 | 2006-10-02 22:24 | 映画2006