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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「マーダーボール」

「マーダーボール」よみうりホールで鑑賞
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上映前にチームの中心人物であるマーク・スパンさんの舞台挨拶がありました。画面で見るとTATOOだらけでゴツイイメージの方ですが普通の車椅子に座って話をしている姿は華奢な感じの素敵な方でした。花束贈呈は山本美憂サン、私はKIDがみたかった。なんていったら怒られる?

何回か書いたと思いますがドキュメンタリーが苦手です。この作品も長期取材によるドキュメンタリー作品。去年のアカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門にもノミネートされていたようで、最後のシーンはアテネでのパラリンピック。結果から言えばそれまで無敵だったアメリカチームも負けちゃったんだけれど、そのアメリカチームに焦点を当てています。当然試合のシーンもありますが、内容は怪我の経過であるとか彼らの恋人であるとか家族であるとか、仲間とかそんな人間としての繋がりあいや葛藤が中心となっています。マーダーボールとは現在の車椅子ラグビー(ウィルチェアラグビー)のもともとの名前で激しくぶつかり傷つけあうことからこの名前がついたとか。ラグビーといってもアリーナ競技で1チーム4人で編成されたチームでラグビーをするわけで、普通のラグビーを想像しているとだいぶ違うものです。しかし、あの戦車型の車椅子は武器としか思えない。実際に舞台の上で見せてくれた車椅子は傷だらけで重たそうでこれじゃあ危ないというか、これじゃなきゃ危ないって思わせます。ボールをタックルする姿はあの戦車車椅子で体当たりして奪い取るんだからすごいんです。とにかく彼らを支える人たちもすごいけれども身体を動かすことのしにくい彼らに勇気を貰えることは確か。彼らは健常者と同じで何でも出来るんです。健常者である自分達がへこたれてはいけないと教えてくれます。スペシャルオリンピックとパラリンピックとは違うということも教えてくれました。スペシャルオリンピックは知的障害を持った人たちの1年に1度の協議会なんだって。パラリンピックはオリンピックの開催年に同じ競技場を使って行われる肢体不自由な人たちの競技会。ごっちゃにしちゃあまずいのです。★★★☆☆
by chikat2183 | 2006-09-26 22:50 | 映画2006