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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「マッチポイント」

「マッチポイント」映画美学校試写室で鑑賞
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ウディ・アレンが初めて作ったサスペンス映画。そして全編ロンドンロケ。いつものNYの町並みとは違った作風です。とはいっても前半は全くいつものウデイ・アレンの作品で助走が長い感じがします。主演に抜擢されたのはMI3出演していたジョナサン・リース・メイヤーズ。MI3ではイケメンお兄ちゃんでしたが、この顔、アップでずっと見ていると辛いです。お腹いっぱいになったみたい。作品よりも顔に飽きました。そして相手役はセックスシンボルのようなスカーレット・ヨハンソン。演技というより色気で勝負みたいな役柄でした。前半、助走が長いというのはこの二人の出会いから不倫に至り別れ話…。ありきたりな内容なのですが、いったいどこがサスペンス?と思いながらもロンドンの景色とか、ロンドンのセレブの暮らしとか、オペラ音楽、それからアナログレコードの音色が心地よく(多少眠気も)興味をそそります。ウディ・アレンの脚本はせりふがおしゃれとよく言いますが、私はあまりそれを感じたことはありません。というのは英語がわからないから?そうそう、私が見ていた限り監督さんは今回出演されていないようです。いつもは自分が中心だったりどこかに顔を出しているんですけどね。
この主人公のクリスという奴が余りに優柔不断で自分の都合だけに生きているような男なので途中でかなりむかつきます。テーマは『人生は運が決める』最後も『運がいい』というストーリー展開ですが、あまりに警察バカじゃないの?運じゃ片付けられないと思いますけど!サスペンスタッチになってからは展開が急。しかしこの殺人者はあまり計画性もなく(本当はあるから出来たのかも知れないけど)無茶な殺人だし、手口が荒いし。こんなことで殺人してほしくないと思います。ラスト、確かに運と言うものにオチを持ってきたのは面白い考え方だけど許されてほしくないし、納得いかないのですが…。★★★☆☆
by chikat2183 | 2006-08-04 22:44 | 映画2006