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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「プルートで朝食を」

「プルートで朝食を」ヤマハホールで鑑賞
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性同一性障害を持った男の子が自分の母親を探しながら成長し自立していくストーリー。たくさんのストーリーが組み込まれ彼の生い立ちから物語が進んでいきますが第○章「……」という手法がわかりやすく何故か新鮮に感じました。キリアン・マーフィーのチラシの妖艶さが目立ちますが作品中はあそこまでは妖艶ではなく結構容姿は男っぽいです。でも最後はキレイ!!
途中親友が二人死んでしまいますが、そこはちょっとかわいそうだけれど全編に軽い笑いをおり込ませていて結局は癒し系作品に仕上がっていました。パトリック・マッケーブの同名の小説を映画化。主人公もパトリックだけれど、自伝なのでしょうか?それにしてもまだまだ若い彼(彼女?)ですが物凄い経験ばかり。こういう映画化されること事態ありきたりのことでは取り上げてはもらえないし、それなりの脚色もされているのだとは思いますが…。それで世間の目は彼女に対してかなり厳しいですが理解をしてくれる人もたくさんいてそれなりに幸せだったのかもと思うけど、いやいややっぱり波乱万丈。そもそも母親に捨てられ、父親に捨てられ底から彼の人生は変わってきてしまっています。いやらしい映像表現はないので結構気楽にその世界に入っていけました。愛情なんだか恋愛なんだかわからない男性たちとの交わりも何故か興味津々でみていられます。初めに少年時代を演じている男の子がいきなり女座りしている姿がとても印象に残っているのですが…。この手の作品が多く見られる昨今、みんな正しい事はわかるけど自分が何であるか普通なのかどうなのか混乱するのも確か。これからもっともっと多くなるのでしょう。★★★☆☆
by chikat2183 | 2006-05-22 23:18 | 映画2006