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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「秘密のオブジェクト」

「秘密のオブジェクト」シネマート六本木で鑑賞
사물의 비밀(事物の秘密)
2013-003(1月2日)
「秘密のオブジェクト」_d0020834_10553978.jpg

たぶん、2011年釜山映画祭の後に公開されたインディーズ系の作品です。
女性監督が描いた「愛」についての作品。
主演はチャン・ソヒとチョン・ソグォン。
個人的に、地味なチャン・ソヒの作品はドラマ「産婦人科」しか見ていません。
とはいえ子供のころからTVには出ててキャリアがすごく長い女優さんです。
「産婦人科」のテーマは人間の命、そしてこちらは「愛」について。
どちらもかなり年下の男性との恋愛を描いたところで、なんか通じるものがあります。
この映画、基本は40歳の大学教授と20歳の学生のプラトニックな恋愛を描いているのですが、その伏線にある歳の差恋愛という研究テーマのもとにある「愛」を表現するベッドシーンはかなり生々しく、迫力あります。
なので、え?女性監督がこんなベッシーン撮るのねえ…と感心してしまいました。
ポルノ映画ぎりぎりって描写で、劇場とはいえ一人で見てても恥ずかしくなります。
で、秘密というのがチョン・ソグォン演じる学生に実はもう一つの顔があるんです。
こちらチョン・ソグォンに関しても実はいまだにイ・テソンと区別がつかないでいます。
なんか似てないですか?
このチョン・ソグォンですが、実生活でも年上のペク・チヨンと恋愛関係にあるとカミングアウトしてましたね。
年上キラーなのかもしれない…。
すっごいイケメンとは思わないけど普通にいないタイプ。
この作品の製作にあたって監督さんは「愛って何?」という疑問から始まったといいます。
複数の人間も愛せるし、年齢も関係ないということらしい。
なんか「家紋の栄光」のワンシーンというか1部みたいな感じがしないことも無かったけど、嫌な作品ではなかったです。
女性目線というのが見やすかったのかもしれません。
ただ大学教授というプライドを持った女性が自分を素直に見つめられない過程が苦しいので、違う職業の主人公であってほしかったなあと思うのでした。
ま、大学教授と学生、わかりやすい組み合わせですけどね…。
そして、思ってみれば衝撃的な結構大胆なラストシーンです。
自分の考え一つでどうにでも受け取れるとも思うのですが…。
★★★★★★★☆☆☆

参考までによそ様のレビューです
こちら
by chikat2183 | 2013-01-02 22:32 | 映画2013