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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「日輪の遺産」

「日輪の遺産」試写会 東商ホールで観賞
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2011-057

TVで番宣をみていて、主演は堺雅人とユースケ・サンタマリアと聞いていたのでコメディ?
なんて一瞬思ったりしたのですが、原作 浅田次郎×監督 佐々部清というヒットメーカーによる硬派な作品。
なので堺雅人は立派に主人公ですが、ユースケ・サンタマリアは少し中心から離れたある意味陰の主人公です。
彼が一教師として女学校に勤めていた為に起きたある悲劇を元にそれに関係した人々を別な角度から方っています。
一人の人間にスポットを当てているのではなく、現在、過去、日本、アメリカ、それぞれの今と昔を回顧し者が経っていくのでなんか、シーンがそれぞれ細切れになって彼と彼女はどう結びつくのかとか、誰が過去で誰が現在なのか、かなりわかり辛いです。
それだけ登場人物が多いので顔を覚えるだけでも大変です。
そして少女たちも殆ど素人のように感じられる何の飾りもない、昔の少女になりきってる子たちなので誰が誰なんだかわかりませんでした。
一体 八千草さんの子供のころは誰?
一体赤鬼さんは誰?(って結局獅童クンしかいないわけだけど)
って推測していくうちに作品は終わります。
平和を唱える賢い少女が八千草さんの少女時代だったわけ。
とにかく基本にある少女たちが何故犠牲になったかという事で1本の筋を通すならば、かなり広い範囲に行きすぎてしまっているような感じもしたのですが。
中村獅童と少女が結婚したというのならば、年齢的にも相当な差があったはず、しかし八名さんと八千草さんでは八千草さんの方がお姉さんの感じがしたり、中野裕太が全く何者かわからなかったり、堺雅人がミッキー・カーチスになったり、出演者が多い分キャスティングがどうも?でした。
エンドロールにせめて配役名が欲しかったなあ。
あの憲兵さんは誰?
戦争映画であって人間ドラマであり、興味深い作品ではあります。
★★★★★★☆☆☆☆
by chikat2183 | 2011-08-17 22:50 | 映画2011