てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「ブラック・スワン」

「ブラック・スワン」TOHOシネマズ日劇で鑑賞
2011-043
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ナタリーの女優魂をまざまざと見せつけられた1本。
吹き替えなしで踊りとおした彼女は女優よりもダンサーです。
何でもバレエを本格的にレッスンしたのはこの作品に出演が決まってからで撮影に入る8か月ほど前なのだそう。
役者が大変な仕事だと思うのは、その役になりきるために技術を習得するということ。
表現することを職業としていて小さいころからその訓練をされている分一般人とは表現ということに対しての心構えや方法というものを熟知しているとは思うけど、ここまでやるんだ。
そして体形もすっかりバレリーナに。
なので、かなり筋肉質で痩せすぎの幹事もありました、
上手な子役から見事本格的な女優になりきったと思いました。
彼女のバレエがすべてですが、一人のダンサーとして人間として殻を破っていく女性の物語。
白鳥を踊る彼女の美しいこと、優雅なことは言うまでもなく、バレエを踊る中での自分との闘い母親からの脱皮、お嬢様から女へと変身したときに完璧なバレエが生まれる。
感情表現が素晴らしいです。
バレエを踊る中でナタリーの彼氏はどの人だろうと考えたけどわかるわけもなく、ヴァン・サン・カッセルはおいしい役だと思ったりして。
まさか、バレエの監督の役なんてすると思わなかったから、びっくり。
美しい本当の奥様とアクション映画が見たいです。
さて、自分を失ってしまう女性ダンサーにウィノナが出てましたが、大きくキャスティングされたけど役が小さく、踊るシーンもなく、精神的に病んでいる姿が実際のこととかぶって痛々しい。
たぶん実年齢よりもかなり上の役をやっているんでしょう。
久しぶりに2時間たっぷり気が抜けない作品に遭遇しました。
バレエも美しいですが一人の女性の話としてぜひ多くの方にお勧めしたいと思います。
★★★★★★★★★☆☆
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by chikat2183 | 2011-05-11 23:05 | 映画2011 | Comments(4)
Commented by zebra at 2011-10-12 19:22 x
きのう レンタルDVDで新作に ありましたので みてみました。

 たしかに 役のポジションは ライバルを蹴落とし 何時間もの練習で技術をみがきます ねたみ 嫌がらせは つきものですけど 

 ナタリー演じる ソリストは 母の期待に答えようとライバルに負けまいとあまりに役に没頭し過ぎ 精神状態が不安定でしたね。それが いかに こわいことか 知りました。
 
 昔 70年代 作家の三島由紀夫や川端康成は 作品を極めようと日々 構想を練っていましたが あまりに "日本の美"が なんなのか "完璧さ" を考えすぎたために 割腹自殺や ガス自殺しました。 詰めすぎると一般の精神感覚がなくなってしまうんですよ。
 この ブラックスワンにしても それと同様 精神がまともじゃなくなっていく様子が こわかったです。
Commented by chikat2183 at 2011-10-17 00:11
※zebraさま

御返事遅れましてごめんなさい。

ある意味zebraさんがおっしゃる小説家たちの自殺に繋がる精神の病み、自分の心の中でも起こりうるかと思いましたが、そこまで極めるものもないし、一般人にはわからない心の病みなんだと思うようになりました。
極めるという事は、技術も精神も極めなければいけないんですね。
人間は弱い生き物だと考えさせられました。
Commented by 光太 at 2012-03-28 12:36 x
ナタリー・ポートマンが凄かったですね。
ダンスもそうでしたが、ドンドン追い詰められていく姿に
心を奪われてしまいました。
Commented by chikat2183 at 2012-03-28 16:36
※光太さま
コメントありがとうございます。

私もまずは短期間でマスターしたというバレエに魅了され、ナタリーの痛々しさに引き込まれました。
作品への引き込まれ方が半端ではなかったので、ナタリーの成長ぶりが素晴らしかったと思います。