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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

茨城県真壁町 伊勢屋旅館に宿泊

親戚に不幸があったので月、火と茨城へ行っていました。お通夜の会場が真壁町にある北茨城農協祭場。というか、この日7月4日(月)がオープン初日、なんと昼間まだレセプションをやっていて利用客第一号だったわけです。親戚の家はまだまだ昔ながらの風習があって自宅でお通夜も葬儀もしたかったわけですが呼んだ人数が多く(どう数えても100人を越してる、そんなに絶対に入れない)家族のことも考えて式場を借りることになりました。東京に帰って出直せない距離ではありませんが片道約150Kmはきついので茨城に泊まることになりました。この葬儀場に宿泊設備があるというのでそこでいいよ…、といったのですが。お通夜の時間より2時間ほど前についてさあ着替えようとしたら着替える部屋が無いというのです。大広間は既に振る舞いの席に準備されており、小さな和室があったけどそこは司祭者の部屋なので入るなといわれ、泊まる部屋があるでしょう?といったら振る舞いの大広間に布団を敷いてねる…ということらしいのです。さすがに着替えるところも無くては女性たちは困るでしょう。(当然男性たちも)どこで着替えるかと聞いたら奥の風呂場の脱衣場で着替えてほしいというのです。とりあえず風呂場で着替えはしたのですが。泊まるはずだったわたしたちは呆然とするばかり。父はフロントで話が違うのでどこか近所のビジネスホテルを取ってほしいと頼んだのです。すぐそばにそういうホテルがあると聞いていたから。しかし1時間待っても取れたという返事が来ない。普通電話さえつながればOKの返事は来るはず。なのに、どうなってるの?と首を傾げるばかり。しばらくしてフロントの人が「取れません」というへんじょをしに来ました。なんで?実はあまり電話が通じないのでそのホテルに直接出向いて予約しに行ったのです。そうしたらホテルがなくなってた。というかつぶれて閉鎖してたんですって。なんとも…。あきらめようと思ったら、父が知り合いが旅館をやってるといって真壁町の伊勢屋旅館という宿を取りました。この大広間に泊まるよりは落ち着くだろうと。お通夜が終わって9時過ぎに祭場から5分ほどいった街道沿いの伊勢屋旅館に到着。真っ暗でよくはわからないけど古くて風情のあるなんとも趣のある旅館であります。温泉地の旅館ともちょっと違う。父に言わせると数年前にNHKの番組で紹介されたそう。普段ホテル宿泊の多い私には久々の旅館の宿泊です。すぐに2階に通され女将さんに(若い!!)『ごゆっくり』といわれると10畳ほどの和室(あたりまえ)。そしてお布団はお隣の部屋に既に敷かれておりました。お風呂は家庭用のユニットを少し大きく広くしたような感じですが。和室に備え付けのTVは100円で2時間のコイン式、更に手動のまわすチャンネル式。これだけですごいでしょう。疲れたのでお風呂に入ってさっさと寝ました。お風呂、トイレ、洗面所などの水周りはリニューアルされており使い勝手が良くなっています。翌朝8時の朝食。メニューは当たり前だけど、とろろが出たのでご飯がススムくん。多分用意してくれたのは自宅のスペースだったと思うけど壁にかかっている賞状類。東京大学工学部航空学科卒業証書。公認会計士認定証。名前は同じ人物。これって何?何つながり?と女将さんに尋ねると彼女のお兄さん、さすがに頭が良くて大学在学中に航空学科が卒業してから何の役にも立たないので役に立つ資格を身につけたいと勉強して公認会計士になってしまったそうですよ。別世界の人です。頭のいい人っているものなんですね。さて葬儀に間に合うように10時に旅館を出ましたが太陽の光の中で目に映った個の旅館、やはりなんとも風情のある建物でした。楽しかったわ。1泊朝食つき、税、サービス料込み5500円。
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by chikat2183 | 2005-07-07 21:27 | 旅行