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てんびん座、O型、人生だらだら、そんな私の記録です。映画とおいしいものがすき。

by chikat

「悪人」

「悪人」TOHOシネマズ六本木ヒルズで観賞
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もともと原作がすばらしく面白いと聞いていて映画になるのが待ち遠しいと原作ファンが言ったとか。
悪人というイメージの全くない妻夫木くんが悪人の役を演じると言うのだから、とにかく見ないと。
と思って映画館に足を運びましたが、予想通りすごい混雑。
特に男性の姿が目立ちます。
多分、金髪の見た目はチャラ男でも実際にはすごくいい子で、そんな子のかぎって寂しくて、何かの拍子に切れてしまって取り返しのつかない事をしてしまう。
そんなこと当たり前みたいなんだけど当たり前すぎて忘れてしまう。
人間の弱さなんだと思います。
ひとつの事件を通してそれぞれの家族の立場からんじょ目線で作ってあるのが興味深く思いました。
被害者、加害者、逃亡の共犯者(?)その友達、家族、すべての人の立場になって感じる事が出来る事がすばらしいと思いました。
役者の一人一人が必死になって演じている姿が感じられたというのは、悪人顔でない妻夫木くんの顔が逃げ始めたとたんに視線が変って顔つきまで変ってしまう。
実際にそうなるのかどうかはわからないけどとにかく顔が変ったというのがはっきりわかってすごいと思いました。
女優賞をとった深津ちゃんは殆どノーメークみたいな体当たり演技で、ベッドシーンも結構きわどいぎりぎりライン。
この二人のベッドシーンが出てくるなんて普通考えられないでしょう。
妻夫木くんも深津ちゃんもベッドシーンというイメージが全くなくてさわやか系だし。
そんな面でも驚かされます。
愛の逃避行なのかなあ、一瞬にして恋に落ちる。
短く深い落ち方だったと思うけど、そんなものなのかなあ。
とにかく楽しめました。
★★★★★★★★☆☆
by chikat2183 | 2010-09-12 22:08 | 映画2010