「ゴールデンスランバー」
2010年 01月 15日思いもよらぬ方からの試写会の誘いに軽く乗りました。
堺雅人も気になるけれども、伊坂幸太郎原作も気になっていました。
原作がめっちゃ面白いというので、内容も含めてどんな映像で現れるのかとても興味深かったです。
確かにストーリーの展開は面白い。
ものすごくハラハラするし、なんで?が多い。
その分飽きずに見られるのですが…2時間半耐えられるかすごく不安だったけれど大丈夫でした。
しかし、終わってみるとなぜか釈然としない。
首相も森田も最終的に誰によって何の目的によって殺されたのか。
影武者を立ててまで一般人である青柳を狙わなければいけないのか。
ストーリーとして見ていて画面にくぎ付けになるのは確かなのに、時間がたつにつれ疑惑は湧くばかり。
これはやっぱり原作を知る必要があるということなのかもしれません。
堺雅人はすごく一般人っぽいところがいいです。
とんでもない状態なのに緊張感がないというか、ないのではなくて一般人だったら必死に逃げても逃げ切れない絶望感みたいな気楽なところがあって。(これは私的に役者堺雅人をすごく褒めている表現なんですが、そう思えなかったらごめんなさい)
追い込まれているのに、自分の立場が理解できていないというか。
一緒に行った友人が、この役者たちはみんな年齢が近いのかしら?
と言っていましたが、そうでもないような。
竹内裕子なんて実際はメチャ若いはず。
でも、このゆるサークルのメンバーが年齢を感じさせないところがナイス。
日本の花火っていつ見ても幻想的だなと思ったり。
映画としては面白かったと思います。
★★★★★★★☆☆☆